面接・履歴書の自己PR(自己アピール)の例
自己PR・自己アピールは3つの流れに沿って行います。例と一緒に確認しましょう。
■自分を伝えるには
自分のことを伝えるにもかかわらず、「社会の現状は」「経済は」など、自分ではないもののことを話す人がいらっしゃいます。会社はあなたのことを知りたいのです。にも拘わらず、「今、社会は・・・」なんて切り出されたらどうでしょう?
持論ではありますが、自己アピールに限らず、面接における主語は、常に自分であると考えておきたいところです。常に「私は!私が!」という意識を持って、自分を売り込みましょう。
■自己アピール・自己PRの3つのステップ
「結論」→「理由」→「差別化」です。それぞれを詳しく見ていきましょう。
結論(1文で)
「私はリーダーシップをとることができます。」「私は堅実です。」「私は積極的です」というように、伝えたいテーマを最初にぶつけましょう。
結論を最初に述べることで、「これから私はリーダーシップに関してお話しします」という宣言になるため、聞き手側もどのようなリーダーシップがあるのだろう・・・と情報を受け入れやすくなります。一方、最後に結論を述べる形ですと、何の話をしているのかが分からないため、印象に残らないばかりか、話ベタというレッテルを貼られてしまいます。
理由(2文~3文で)
結論で「私はリーダーシップがある」と言ったとします。今度は、「なぜ、リーダーシップを取れるようになったのか」という理由を伝えます。できれば、実体験のほうが良いでしょう。
「私は、講義のグループワークで、積極的にリーダーシップを取るようにしてきました。最初は、メンバー間の情報共有や意思の疎通がうまくいきませんでしたが、その失敗を経て、成長することができました」
差別化と結論(2文~3文で)
結論と理由では、単純に「私はリーダーシップがあります」ということ以外は何も伝わっていません。 結論ではリーダーシップがあると伝えただけです。理由では、リーダーシップに関する経験を伝えただけです。
このままでは、同じように「リーダーシップがあります」とアピールした人と、何の差もありません。そこで、他人との差をつける差別化を行います。ここで行うべきことは「自分はしっかりとした考えを持った上で行動しています」ということを伝えることです。これができれば、ただ単純に「リーダーシップがありますよ」という人に勝つことができます。では、最後の例を確認してみましょう。
「(理由の続き)多くの経験の中で、心がけるようになったことは2つあります。ひとつは、メンバー全員が常に状況を把握できる環境を作ること。もう1つは、意見を出した人に同調したり、納得したりというプラスのアクションをすることです。この2つを心がけるだけで、より活発な意見交換ができるようになりました。多少、間違った意見でも1度、場に出せば修正することができます。ただ、正しい意見を持っていても飲み込んでしまえば、何にもならないと思います。私は、アウトプット(発言)しやすい環境を保つことがリーダーの資質のひとつだと考え、実行しています。」
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